願望実現・目的達成というものは、得てして個の利益のみに属するものが多くなりがちです。
どんな願望や目標を設定しても構いませんが、大切なのは、設定が正しく行なわれると、それが実現するメカニズムであるというのが、ここで紹介してきた法則です。
ということは、世の中の倫理や法律、人間関係さえも無視された状態で実現まっしぐらになります。
失いたくないもので、「犯罪者にならない、家族の信頼関係を失わない、近隣の憎悪をかわない」などを設定しようというのは、考えても見なかったマイナス効果で苦しまなくするためのものです。
実は、それ以上に意味を持っている設定であることを、これから解説します。
それは、個の利益を追求した願望であっても、人の協力が無くては実現できないということです。
もし、あなたの願望実現のメカニズムに、全ての人との関係悪化もやむなしと設定されたとしましょう。当然、メカニズムはその設定に従って動き始めます。
その結果、実現の過程で人の協力は得る事が難しくなるため、結果的に、自分自身が全てをこなさねばならなくなります。身近で、小さな願望の場合はそれで済むかもしれませんが、少し願望の規模が大きくなると、全ての生活(時間、思考、行動)がそのために拘束され、めまぐるしく、体も心も休息さえ無い状況にならざるを得ません。
当然、心はすさび、体はボロボロになります。
それを回避する設定の裏技は、「願望の次元を上げる」ということです。
あなた自身の個の利益だけを目標に入れるのではなく、それに関る家族や、社員、仲間、地域の人々、関係企業などにそれぞれ笑顔で感謝されるメリットを提供する項目を、願望や目標の付帯条件とするのです。
自分の願望実現の支えとなる一歩前の、例えば会社の利益、同僚の利益、上司の利益、取引先の利益を目標として設定し、その結果当然生まれてくる自分の利益を、それらの副産物(二次的)なものとして位置付けると、さらにうまく行きます。
個の利益のみを登録した結果が、ヒューザーの小嶋社長であり、ホリエモンであったということは、見ていて充分にご理解いただけると思います。
個の利益の実現の為の方策として、自分の願望実現のメカニズムには登録していないのに、あたかもユーザーの利益、株主の利益、社員の利益を追求しているかのように装っていたのでしょう。
同じ言葉を使って表現しても、このメカニズムに登録している場合は、そのように動き、個の利益を得るためには他の誰かの不幸の出現さえも構わないと登録されていれば、そのように動くわけです。
繰り返しになりますが、成功脳の抑制解除によるメカニズムの発現は、非常にパワーが大きいため、他人の不幸も構わないという登録をしていなくても、「他人の不幸と引き換えにしない」という排除項目の設定をしていないと、同じように働く恐れが大きいということを知っておいていただきたいのです。
実は、私もこの設定に不慣れであったため、大変な経験を致しました。
そのエピソードはまたの機会に。
では、今日はここまでじゃ〜〜〜〜。